◇「深センの1週間はシリコンバレーの1カ月」
中国華南地区、古くは7世紀ごろから港町として栄えた広州に隣接するちいさな漁村・・・それが、わずか30年ほど前の深センの姿でした。
1980年代の「改革開放」を経て、中国最初の経済特区に指定された深センは驚くべきスピードで進化を遂げ、いまや貿易拠点としてだけではなく世界屈指のハイテク都市として知られるようになりました。
さまざまな電子製品のサプライチェーンが集約されている深センでは製品の開発・製造もハイスピードで展開されています。
その様をして「深センの1週間はシリコンバレーの1カ月」と言わしめているのだとか。
◇月の半分は雨?深センの雨季
中国華南地区を代表する港町であり、中国のシリコンバレーとも呼ばれる深センは5月から9月までの約5か月間、平均雨日数が15日から18日で推移する雨の街と化します。
東西南北に広い中国大陸のなかで深セン・広州・東莞などの大規模港湾都市を含む華南地区はいわゆる亜熱帯と呼ばれる気候帯に属するエリアであり、1 年を通して気温は 13°Cから 32°Cに変化しますが、8°C 未満または 34°C を超えることは滅多にありません。
中国という国全体としては東アジアとしての印象が強いですが、地図上で視線をすこし南方に動かすとベトナムが見える位置にあることからも、華南地区の気候が温暖で雨が多いというのも納得できますね。
ニュース欄でもご紹介したとおり、前回の海上速達便メルマガでは雨などの水濡れとその対策について取り上げておりました。
華南地区を特集したものなど、メルマガのバックナンバーは海上速達便WEBサイトに掲載されておりますので、ぜひご参照ください♪