D2D

- D2D -

「水」の輸入大国日本、バーチャルウォーターとは?その1

pexels-cottonbro-4667189

「水」の輸入大国日本、バーチャルウォーターとは?その1

■水

水、みず、ウォーター、water、H2O。
人類は水、特に大河のある淡水域から文明が広がった。ティグリス川、ユーフラテス川、ナイル川、インダス川、ブラマプトラ川、黄河、長江など、古代の文明は水源があるからこそ、この大河の流域から文明が始まった。

■バーチャルウォーター

環境省によると、「バーチャルウォーターとは、食料を輸入している国(消費国) において、もしその輸入食料を生産するとしたら、どの程度の水が必要かを推定したものであり、ロンドン大学東洋アフリカ学科名誉教授のアンソニー・アラン氏がはじめて紹介した概念」。

■水不足 

人類は、水不足が脅威となっている。今日の水不足は2つの側面を持つ。
赤道に近いアフリカの北部、中東、中央アジアの砂漠や乾燥地帯は、河川や湖の水資源が少ないために、水源を奪い合う国家間の国際間や狭い地域での摩擦が起きている。
西欧諸国やアジアなどは、都市部の水不足が起きているが、消費量が多い事と併せて、化学製品や殺虫剤に依存してきた社会構造による水質汚染が原因となり、長期にわたり汚染されていた水源を浄化するコスト増が、日々の水不足を引き起こしている。現代のライフスタイルにおいて、米国人1人が消費する水量は1日600リットルといわれている。2050年頃、地球の人口は90億人~100億人へ増えるとの推計がある。都市部に人口が集中する現代の傾向を考えると、水不足は更に深刻化する事が懸念される。

■ミネラルウォーター

ミネラルウォーターは、飲料水としてコンビニエンスストアや自動販売機で当たり前のように購入できる。農林水産省によると、ミネラルウォーター類は4つに分類されている。ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター、ミネラルウォーター、ボトルドウォーター。
飲料水として安全であるミネラルウォーターの品質に最も関係する事は採水地の環境と浄化処理の技術。降雨が地層に浸透し、地下水が育まれます。採水地周辺の環境が汚染されずに安全である事が地下水の水質を維持する。自然環境の保護は、人類が必要とする安全な飲料水を得るために、これからの未来を考える上で重要な課題の一つだ。

■ボルネオ(カリマンタン)、熱帯の深い森が育む水

ボルネオ(Borneo)島、インドネシア語ではカリマンタン(Kalimantan)島は、太古から続く多様性に富む生態系の熱帯雨林が広がり、世界自然遺産に登録されている。グリーンランド(Greenland)、ニューギニア(New Guinea)島に次ぐ、世界で三番目に大きな島。インドネシア、マレーシア、ブルネイの三ヶ国が島内に共存する島は、このボルネオ島だけ。
熱帯雨林の植物の葉から水分が蒸散し、上空で雲を作る。この雲がまた豊富な降水を生み、高温と雨の恵みが植物を育む。
マーガリンや洗剤の原材料としてパーム油を使用する。油やしの果実は油分が豊富なために、アセアン諸国の中ではインドネシアやマレーシアの大規模農園が、油やしを生産している。ボルネオ島も、油やしやゴムの木のプランテーション農家が数多く存在する。
農作物を生産するプランテーションは、自然を育んでいるように思える。実際はプランテーションが増えると、その地域全体の降水量が減少するといわれている。プランテーションにおいては、密生した熱帯雨林の森と異なり、生産性を優先するため、収穫しやすいように木と木の間隔を一定に保ち、密生を避ける。収穫量を増やすために、樹木に枯殺剤を注入し、大木や巨木になるまでの成長を止めてしまう。プランテーションは樹木の葉から蒸散する水分量が、自然な熱帯雨林に比べると少ない。比例するようにその地域の降水量も減少する。
水を必要とする農園が水不足になるだけでなく、ボルネオ島で生活する人の水も不足するようになってしまう。

Share this post on

Share on facebook
Facebook
Share on twitter
Twitter
Share on linkedin
LinkedIn

ー お問い合わせ ー

About FCSL

当社の使命は、国際物流を簡素化することです。 複雑、わかりにくい、規制が多い、どこにあるかわからない、コントロールできない、 そんな国際物流を簡単にご利用できるようにいたします。
Our Mission is to simplify the cross-border transportation.

Recent Posts

Follow Us