今回の特集は、運送書類に表記されている輸送料の単位と、中国から日本への海上コンテナサービスについてご説明します。
■輸送料の単位
立方メートル: CBMやM3と表記
レベニュートン: Revenue TON、R/Tと表記
キログラム: KGS、重量の単位キログラム
海上輸送、航空輸送、陸上輸送にて用いる輸送料の単位はすべて異なるため、実際の単位と料金計算に用いる単位の違いを理解しておくと、コスト計算ができるようになります
詳しくは下記URLを参照してください
■中国から日本への海上コンテナサービス
中国から日本への海上コンテナサービスをご紹介します
上海以南には、主に5つの港があります
【1】上海 SHANGHAI
【2】寧波 NINGBO
【3】福州 FUZHOU
【4】厦門 XIAMEN 通称はアモイ
【5】深圳 SHENZHEN 実際の港名は蛇口(SHEKOU)、塩田(YANTIAN)
【1】上海から日本の主な港へのサービス
2日間 上海から大阪・神戸
3日間 上海から東京、横浜、名古屋
複数の船会社がサービスを運航し、毎週30~40便あります。
世界最大の貿易港上海と日本を結ぶ海上輸送網は、便数が多いために、輸入貿易をする方には最もスケジュールの調整がし易い航路です。
混載サービス(LCL)は毎日出港し、選択肢が豊富な事が特徴です。
上海から日本へのコンテナ輸送サービス
https://d2dship.com/blog/shanghaiport4
【2】寧波から日本の主な港へのサービス
3日間 寧波から日本の主な港へ
3船社 3つの船会社がサービスを運航しています
運航船社が3船社と限られ、便数が上海と比べると少ないために、一度スケジュールが遅れると、遅延の回復に時間を要します。混載サービスはありますが、お急ぎの貨物は上海港の混載サービスを利用する方も多いようです。
【3】福州から日本の主な港へのサービス
1船社 1つの船社が唯一直航便ダイレクトサービスを運航
複数の港へ寄港する航路のため、遅れが生じると各港への入港日の遅延へと連鎖します。
【4】厦門から日本の主な港へのサービス
4日間 厦門から日本の主な港へ
厦門は香港・深圳を出港した本船が寄港するループサービスや、東南アジアと日本間の本船が寄港するなど、各国の船会社が複数寄港する大きな港です。
日本向けの混載サービス(LCL)の多くは日曜日に厦門を出港します。
【5】深圳から日本の主な港へのサービス
4日間 深圳から日本の主な港へ
10日間以上 深圳から日本への混載サービスの輸送日数
世界へ製品を輸出する世界最大級の輸出港であった香港の役割が、今は華南地区に移り、深圳(蛇口と塩田)及び、内陸の広州が華南地区の主要な港に取って代わりました。
日本などのアジアだけでなく、欧米航路の大型船舶も寄港する世界の主要港の一つです。
例年の台風シーズンには、遅延の影響があります。昨年はシンガポールの港湾混雑が、華南地区のサービスに大きな悪影響を与え、スケジュールの乱れが顕著な航路です。
更に昨秋からは、空コンテナ不足と海上運賃の高騰があり、リードタイムとコストのマネージメントが難しい航路です。
混載サービス(LCL)は、深圳倉庫のカット時間が早いため、日本までの輸送日数が10日間以上要します。輸入を急ぐ貨物は、リードタイムの短縮が課題です。
海上速達便とは
中国各地から日本へ、最速の混載サービス(LCL)と通関及び国内配送をワンストップでお届けします。
上海以南の地域では、厦門、深圳地区(東莞・広州)に倉庫をご用意し、上海→関西への高速フェリーを用いて、安定した輸送日数にて、荷物をお届けします。