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海上コンテナ輸送における貨物の水濡れリスクについて

梅雨の到来と台風発生 

沖縄の梅雨入りが宣言されてから間もなく1か月、今年は全国的に例年よりも早い梅雨入りとなっているようです。日本で梅雨前線の影響が懸念されると同時に、フィリピン沖では第3号の台風が発生するなど、海上輸送のスケジュールだけでなく貨物コンディションに不安要素が加わる時期でもあります。今回の特集は『貨物の水濡れ』にフォーカスしたコラムとなっておりますので、梅雨・台風シーズンの対策としてご参照ください。 

 特集 

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海上コンテナ輸送における貨物の水濡れリスクについて 

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貨物の水濡れ 

海上コンテナは密閉されてはいない、ということをご存じですか? 
コンテナはドア部分こそゴムパッキンによって気密性は高くなっていますが、実際には通気性を確保するための隙間があります。 

コンテナに積載していれば貨物は水濡れしないと思われがちですが、至る所で貨物が水濡れする可能性があるのです。 

水濡れが起きる場所と要因 

・海上コンテナの水洗い 

洗浄後、乾燥する前にコンテナに貨物を積み込んでしまうと貨物下面が接地面の水分を吸収してしまいます。 

・雨天時のバンニング・デバンニング 

雨天作業時の直接的な水濡れは勿論、フォークリフトのタイヤや作業員の靴底から間接的に水濡れするリスクが高まります。ゲリラ豪雨時などはコンテナターミナルの排水能力を超える雨量によってコンテナ内に浸水することもあります。 

・海上輸送中の暴風雨や高波 

コンテナはコンテナ船のデッキ上、つまり屋根や覆いのない場所に積み付けられているため強い雨や波をかぶることでコンテナ内に浸水してしまうケースも。 

・温度差による結露 

湿度の高い時期は朝晩の気温差によってコンテナ内に夜露が発生し、直接貨物が濡れてしまう場合があります。 

   

隠れた水濡れ 

海上コンテナで輸入をすると貨物は最短でも34日間コンテナに積載されており、最長だと100日間を超す航路も。長期の航海中に水濡れした貨物がコンテナ内で乾燥してしまうと、デバンニングした時の作業で発見できない事もあるのです。 

対策 

コストを抑え梱包を簡易的にすると万が一水濡れが起きた時に製品がダメージを受けてしまいます。水濡れをすると商品価値を失ってしまう製品にはビニール梱包や除湿剤の利用などの備えをご検討ください。また製品が廉価なために外航貨物海上保険を付保しないお客様が散見されますが、水濡れリスクは保険の必要性を再評価するポイントにもなりそうです。 

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