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ダンボールカートン、中国から日本へ海上輸送する時の梱包材

ダンボールカートン、中国から日本へ海上輸送する時の梱包材

ダンボールカートン、中国から日本へ海上輸送する時の梱包材

ダンボールカートンは、Amazonや楽天などのネット通販で購入した商品が自宅へ届くとき梱包材として使用されているあたり前のように目にするため、毎日あらゆる製品に使用されている事を気に留めることもない。飲料水、ビール缶、食品、家電製品、コピー用紙、DIYの工具、おもちゃやぬいぐるみなどの玩具菓子類等、様々な製品の包装にダンボールカートンが使用され、日々の輸送で活躍している。 

誕生と流通の始まり 

シルクハットの通気と吸汗がダンボールの誕生。 
イギリス、1886年に波打つ紙を帽子の素材として使用した。目的は通気性と汗取り。 
アメリカ、1871年に包装材としてダンボールを使用した。ランプやガラス瓶など、割れやすい製品の包み紙とした。 
1895年、貨物の輸送にダンボールの使用が始まった。 
木箱が主流であった輸送用の梱包材に革命が起き、1900年代になると木箱がダンボールカートンに置き換わり、市場のニーズは拡大した。 
日本においては、1950年代にミカンの出荷と配送に使用され始めた。木箱からダンボールに置き換わった理由は、軽量、折り畳みできる事、釘や針金が不要であった事、作業効率が良い事、素早く大量生産できるなどであった。リンゴや野菜などの青果の輸送は、ダンボールカートンが主流になった。 

ダンボールの原材料は紙 

ダンボールのリサイクル率は95%以上と言われている。ダンボールの原材料の多くはリサイクルされている。ダンボールの主原料の紙は天然の素材。 
紙とは、JIS(日本工業規格)によると「植物その他の繊維を膠着(こうちゃく)させて製造したもの」としている。麻や藁(わら)を原材料とした紙もあるが、現代の紙は木材を主原料としている。 

紙を製造する際、大量の水を使用する。紙製造量の100倍の水を使用するといわれ、1トンの紙をつくるのに、100トンの水を必要とする。現代は排水処理技術の発達とともに、排水を浄化しているが、数十年前の製紙工場は公害の要因として、水質汚染が問題視された時代もあった。 

ダンボールとは  

ダンボールは日本語。段を意味する「ダン」と板紙を意味する「ボール紙」を併せて作った造語が「段ボール、ダンボール」。英語では「corrugated cardboard」。 
ダンボールは板紙3枚で構成されている。中芯とよばれる波打つ紙を2枚のシートで挟み込み、2枚の紙のシートの間に三角形を作る事で、強度と併せて温度変化への抑制や緩衝性が生まれる。 
ダンボールの特性は、高いリサイクル率、天然素材であるために土中で分解される生分解性。 
加工しやすい事から、災害時の簡易別途、パーティション、椅子などにも使用されている。 
包装資材としてのダンボールには、軽量、作業効率のよさ、緩衝性、機密性、印刷のし易さ、容易に加工できる事などの優れた特性がある。 

ダンボールカートン 

ダンボールカートンとは、段ボール箱、カートンボックス、ミカン箱、紙箱など、いくつかの呼び方があるが、素材にダンボールを用いた箱。 
ダンボールカートンに求められる強度や性能は、梱包する内容品や目的によっても異なるが、保管中に上段へ積み重ねた時の耐久性や、ハンドリングする際の衝撃からの保護も大切な要素だ。 

輸入製品の包装資材として使用されるダンボールカートン 

中国から日本へ海上輸送によって輸入する製品の多くは、ダンボールカートンに梱包されている。製品そのものが硬質で軽量であれば、ダンボールカートンが崩れる事を避けられるが、軟質な製品を梱包すると、ダンボールカートンが潰れている事を目にする。 
四季がある中国と日本においては、梅雨や台風シーズンは高温多湿、冬期は乾燥する。ダンボールの含水率が変動し、ダンボールカートンの強度が変化する。湿度の高い季節は、ダンボールカートンの強度が弱まり、数個積み重ねると、下部のダンボールカートンが潰れている事がある。海上コンテナの高さは約240~270cmある。ダンボールカートンを5個、7個と積み重ねていくと下にある箱は相当量の負荷がかかる。 
トラックへ積み込むとき、トラックから荷卸しする時、海上コンテナへ詰めるとき、海上コンテナで輸送する時、海上コンテナから荷卸しする時、倉庫にて保管されている時、日本国内にて配送される時、ダンボールカートンは大切な輸入製品を保護している。 

製品を輸入する人はダンボールカートンのサイズと品質に関心を持つといい 

中国から日本へ製品を輸入する人は、大切な製品を保護するダンボールカートンに、もっと関心を持った方が安心して輸入できる。 
輸入する製品安全・確実に受け取れるまで、輸送途中でのあらゆる状況を想定して、最適な強度とサイズのダンボールカートンを選ぶことが求められる。しっかり包装されていると、製品への直接的なダメージを未然に防ぐことができる。 
中国のサプライヤー任せてしまい、メーカーが汎用的に使用しているダンボールカートンで輸入している輸入者を目にすることがある。ダンボールカートンを廃棄する「無償の梱包材」との認識から、大切な製品を保護する重要な役割を持った包装資材、輸送する最小単位の梱包材との考えを持てると、重要性を再認識できるだろう。日本はダンボールカートンのリサイクル率が高い事から、廃棄しても資源として再利用される。サプライヤーと製品輸入のビジネスを交渉する時に、包装の仕様、ダンボールカートンの規格について質問するのも、製品を安全に輸入するために必要なことかもしれない。ダンボールカートンの強度が不安な時には、ダンボールカートンの中に、「胴枠」「組仕切り」「パッド」といわれる、ダンボールカートン内に、強度を向上させる工夫を加えてみるもの一考だろう。 
海上コンテナへ詰める作業時、更に輸入した海上コンテナから荷卸しする時、ダンボールカートンが潰れていることがある。要因は、おそらくコストを下げるために、低品質のダンボールカートンや強度不足ダンボールカートンを使用している事を目にする。中国のサプライヤーに対し、ダンボールの厚さ、品質、ダンボールカートンのサイズや強度を積極的に求めていくことが、あらゆる物流条件においても、結果的に製品を確実に輸入する方法の一つになるだろう。 

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