「中国語ができないけど、個人輸入ビジネスに興味がある」
「中国輸入ビジネスをしているけど、もう少しコストを抑えたい」
「輸入代行業者を利用していてコストアップになっている」
そんな悩みを抱えている人も多いと思います。この記事では中国輸入ビジネスの基本から、中国語ができなくても自力で輸入ビジネスを始める方法について簡単に紹介していきますので、参考にしてください。
【個人事業主向け】中国語スキル不要の中国輸入とは?
最近、アマゾンなどの大手ECサイトでも中国の販売者による商品が増えてきましたね。最近ではC to Cのリサイクル品販売プラットフォームでも個人事業主の方を多く見かけるようになりました。
ここではまず「中国輸入ビジネスの基本」について紹介していきます。
個人事業主向け中国輸入ビジネスとは?
中国輸入ビジネスとは、商品を中国から仕入れ、日本国内でサービスを展開するアマゾンや楽天などのネット通販サイトで販売することにより、利益を得るビジネスのことです。
仕入れ先として、中国大手通販サイトの「タオバオ」や「Alibaba」が多く利用されていることから、「タオバオ輸入」などとも呼ばれています。
中国輸入ビジネスでは、中国語が分からなくても問題ない
個人で始める中国輸入ビジネスにおいて、基本的に言葉(中国語)はそれほど問題になりません。今では精度の高い翻訳ツールをはじめ、世界を相手にしたビジネスをサポートする手段は、昔と比べ飛躍的に増えました。さらにインターネットや電子メールの技術革新により、直接ビジネス相手と電話で話すことも減りましたね。
したがって、中国輸入ビジネスを始めるにあたって、言葉(中国語)はすでに障壁ではなくなったのです。
それでも不安という方は次に紹介する「中国輸入代行業者」を利用する方法もありますので紹介します。
中国輸入代行業者を利用、デメリットは「コストアップ」
精度の高い翻訳ツールが豊富に出てきたことにより、中国輸入ビジネスを始めるにあたって言葉の壁は低くなりました。
ただ、実際に商品を買い付ける際の売主との売買交渉は、中国語が基本となります。そのたびに翻訳ツールを使って中国語に変換することもできますが、国が違えば商習慣も異なります。相手との意思疎通で誤解が生じれば、あとになってトラブルになりかねません。
そこで、日本語に対応している輸入代行業者を利用する方法が一般的にとられています。輸入代行業者を利用すれば指定した商品の仕入れから納品まで一貫したサービスで対応してもらえるのも、輸入代行業者を利用する大きなメリットの一つです。
ただ、輸入代行業者を利用するデメリットは「コストアップ」です。
中国輸入ビジネス初心者が始める前に覚えておきたいこと
中国輸入ビジネスに興味を持ってきましたか?
ただ、中国輸入ビジネスを始める前に覚えておかなければいけないこともあります。
買うのに写真を撮る?スラングが横行している中国のネット用語
日本でも「若者言葉」や「ネット用語」など、特定の年代、もしくは場所でしか使われない言葉・用語がたくさんありますね。中国でもネット用語が多くあり、一般の翻訳ソフトで訳せないことが多々あります。
例えば、中国語読みで
「亲亲」 親しい相手への呼び方
「拍下」 買い付けボタンを押すとき
「宝贝」 商品
「秒杀」 人気がありすぐに売り切れる商品
このように、普段の会話で使われないネット用語を販売者との交渉の中でよく見かけます。例で挙げたようなネット用語の意味を翻訳ソフトだけに頼るのは、少し心もとないと言えます。
したがって、中国輸入ビジネスを始める前に中国語特有のネット用語について知っておきましょう。
“正規品”・ “コピー品”・・・表現の違いをどう見分ける?
一般的に正規品は「行货」と呼ばれ、正規ルートを通らずに、販売者が個人的に輸入した商品を「水货」と呼んでいます。一方、コピー品は「假货」と呼ばれ、それぞれ区別されています。
商品を仕入れる際に売られている商品が「行货・水货・假货」なのかはよく確認しておいた方がいいでしょう。
【中国輸入】アリババを日本語に翻訳して利用する方法
中国語を含む外国語の一括翻訳は、翻訳アプリの登場によりクリックするだけで日本語への変換が可能になりました。
ここでは多くの人が仕入れ先として利用しているアリババを例に解説いたします。
中国語翻訳機能を利用する、ブラウザはChromeがおすすめ
中国語のページを日本語に翻訳するのであれば、使用するブラウザにChromeをおすすめします。Chromeブラウザであれば、右上のボタン一つでWebページを中国語から日本語に翻訳できるからです。
さらに、ページ内の一部を日本語に翻訳したい場合は、Chromeブラウザの拡張機能を利用し、翻訳機能がついた拡張機能を利用するのもおすすめです。
よく目にする翻訳系のChrome拡張機能のひとつに「Deep L翻訳」というものがあります。Google翻訳よりも精度の高い翻訳機能が特徴といわれています。このような無料の便利ツールを利用して、コストとともに言語のハードルを下げることができるのもECサイトを利用した輸入ビジネスの利点と言えますね。
中国語ページを英語に翻訳するのもおすすめ
もし中国語が全く分からない状態であれば、翻訳系のアプリやブラウザ機能は必須ツールと言えます。
ただ、翻訳機能の精度が高くなったとはいえ、実際のところビジネス現場で実用に耐えられる精度を持つ翻訳アプリはそれほど多くないのが現状のようです。
中国語をダイレクトに日本語に翻訳した場合、日本語の意味が通じなくなってしまうこともしばしば起こり得ます。
たとえばGoogle翻訳などの機能を使う場合、あるひと手間で翻訳の精度を高めることができる可能性があります。
そのひと手間とは、一旦英語に翻訳してから日本語訳をする、ということです。
英語からの日本語翻訳のほうが翻訳データ量が多いため、中国語を日本語に変換するよりも誤訳が減るというのがこのカラクリの仕組みのようです。
もし翻訳ツールが期待どおりに機能せず困ったときには、「中国語→英語→日本語」の順序で翻訳する、というのを試してみてはいかがでしょうか。
日本語しかできなくても安心、アリババグループのB to Cサービスを使う
それでもやっぱり中国語のサイトに不安がある、という人向けに日本語に対応しているアリババグループが運営する通販サイトを紹介します。
AliExpress(アリエクスプレス)
AliExpressは中国アリババグループが運営する中国国外向けのECサイトです。サイトも日本語に対応しており、クレジットカードの支払いにも対応しているので中国輸入ビジネスの初心者向きと言えます。
ただ、商品数や価格は中国本家アリババやタオバオに劣るので、あくまでも最初の仕入れ程度に考えるといいかもしれません。
URL:https://ja.aliexpress.com/
Alibaba.com(アリババドットコム)
Alibaba.comはAliExpressと同じくアリババグループが運営する中国国外向けの卸売りサイトです。日本語にも対応しており、こちらも同じく初心者向きと言えます。
B to Cサービスを利用するとかなり中国輸入ビジネスのハードルは下げられそうですね。
しかしながら、事業規模の拡大・利益の増大を目指すとなると、販売量を増やしたり、日本からは簡単に購入できないような商材に移行したりする必要があり、そのためには仕入れ方法もステップアップしていかなければなりません。
【まとめ】中国語ができなくても中国輸入ビジネスを始められる!
ここまで中国輸入ビジネスの基本と輸入ビジネスの始め方について簡単に紹介してきました。記事の内容を簡単にまとめると
・中国輸入とは中国から安く商品を仕入れて日本国内で販売して利益を得るビジネス
・中国輸入ビジネスを始めるのに中国語能力は必要ない
・輸入代行業者を利用するとリスクを抑えられるが、コストアップになる
・日本語に対応しているアリババの国外向け通販サイトもある
ということでしたね。
中国輸入ビジネスは、たとえ中国語ができなくても仕入れ先の選択や翻訳ツールの使い方次第で現在のレベルにあわせたスタートを切ることができます。
そして、仕入れや輸送方法など代行サービスに頼っている部分を自分で手配できるようステップアップすることで、コストを大幅に削減し、利益の増大を目指すことができます。
特に、輸送方法はコストの削減に大きく関わってきます。
仕入れた商品の輸送手配まで代行業者にお任せしている方も、自身で輸送方法をアレンジすることができるようになると、ビジネスの幅がぐっと広がります。
例えば、航空便で小分けに仕入れていた商品を、ある程度まとまった量がそろった時点で船便を使うように変更すれば、輸送費をかなり抑えることが実現します。
ただし、船便には航路によって航空便よりも輸送日数がかかるというデメリットも存在します。
速さをとるか、価格をとるかという点は輸入ビジネスにおける究極の選択ポイントとも言えます。
そんな、速さと低価格を兼ね備えた輸送サービスとしてオススメできるのが海上速達便です。
海上速達便は、中国国内の豊富なネットワークと高速フェリー船を利用することで航空便並みのスピードと船便(海上混載便)の価格帯を実現した中国輸入特化のサービスです。
きめ細かなサポートとわかりやすい従量課金制で、代行業からの卒業を目指している貿易初心者の方にも安心してご利用いただけます。
海上速達便では中国国内の指定場所まで荷物を集荷するサービスもオプションとして提供しております。
コストを下げつつスムーズな輸入ビジネスを実現したい個人事業主様は、ぜひいちどお問い合わせください。